ベストプラクティスレポート(最善の取り組み事例集)

モチベーションの高い職場の上司の言動例です。実際の上司達に取材し要約したものです。

面白いほどにモチベーションの高い職場の上司は同じような言動をされていました。ポイントは、皆さん部下を成長させるという気持ちを持っていることです。

参考にしてください。

※別記事「困った上司言動リスト」と対です


自ら明るく振舞うことで、職場の雰囲気を明るくする 

職場の雰囲気は上長で決まるもの。その人が高圧的であれば、部下はおどおどするし、暗ければ暗くなる。出来るだけ周囲が話しやすい雰囲気になるよう、他の職場も巻き込んだ雰囲気づくりを心がけている。


部下と同じ目線に立ち、同じ立場で悩む・考える

一方的に「なぜできないんだ」と言うのでなく、「どうすればできるようになるか、何がネックか」を一緒に考える姿勢が重要。それができるとみんな正直になり、部下からどんどん情報があがってくるようになる。


最初から否定しないことが重要

「それもいいね。でもそれよりこっちの方がいいよね。なぜなら・・・」という具合に。否定から入るとそこで萎縮してしまって、判断能力がなくなってしまう。決して良い意見は出ないと思う。自分で何をして良いかわからなくなってしまう。


「早めにわかってよかった」というスタンスを必ずとる 

間違いが発見されるときに、基本的に「早めに発見できてよかった」というスタンスをとるようにしている。たとえば設計が終わったもののレビューの際に、1件も何もなかった、というのはむしろおかしい。レビューの際に見つかったら、早めにしっかり確認できた、というスタンスをとる。


何かあれば気軽に集まり、話をする場 

今年からはオフィス内に「打合せ机」を置いて、何かあれば集まってミーティングをしている。オープンな場所なので、何かあれば近くかららすぐに人を呼べたり、話を聞いていて机の方に来てくれたりと、非常に効果的。


部下の話を聞く

自分は多く喋らず、部下の話を多く聞くように心がけている。できるだけ自分は話さずに多く話してもらうようにする。部下が話したいことがあるかどうかは顔色でわかるので、そう感じたときはその部下を呼んで、話を聞くようにしている。

跡見学園女子大学・佐藤研究室(リーダーシップ・モチベーション論、経営心理学)