安全空間(心理的安全性)
モチベーションが高く、組織パフォーマンスの高い集団に共通するのが「安全空間」です。
そこでは本音で話しても、どんな突飛な意見でも受け入れてくれる、心理的安全性の保たれた空間です。
カウンセリング時の場づくりを「守られた安全な空間」と呼ぶそうで、筆応用して筆者は「安全空間」と名付けました。
「安全空間」があると「挑戦空間」が生まれます。そこではいろいろなアイデアを出し挑戦する空間です。
厳しいタイプの人からは「安全空間」は甘いのではと疑問を投げられますが、人の本能は主体的に取り組みたい、工夫したいのです(自己決定理論、モチベーション理論入門参照)。
安全が確保されると自分の意志で取り組み、新しいものにも挑戦していくのです。
グーグルの研究で「心理的安全性」研究があります。紹介すると以下のようなものです。
次のような心理的に高安全性チームは、個々の能力が劣る場合でも、低安全性チームに比べ、高い成果を上げ続ける
1.何かいいアイデアがひらめいたら、すぐに発言し、実行に移す
2.新しい試みが失敗に終わっても、嘲笑されたり罰せられたりせず、引き続きチームの一員として尊重される
「安全空間」「挑戦空間」をつくるための取り組みは3つです。
1.肯定語を用いる:異なる意見も受け入れる
2.Not Why, But How:なぜはほどほどに、どうしたらできるか、解決・未来志向
3.失敗は学び:前向きな失敗を認め、学びあう
前職で約45社、4,500職場、45万人のモチベーション分析をしてきましたが、「安全空間」がある職場はわいわいがやがや、表情豊かです。
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