笑いの研究

笑いは「ポジティブ心理学」※の研究分野の一つです。笑うことで心は明るく肯定的になります。その効用と方法についてリストアップしたいと思います。※「ポジティブ心理学」は肯定的心理の研究です。

過日、女房殿が買い物に行くので、大きめのチューブの「からし」を買ってきてくれるように頼みました。「大きめのチューブのあるかな」と言って出て行き、帰るなり「あった、あった」と喜んで「大きめのわさび」と言います。間があって、私が「からし」というと笑い。レシートがあるので代えてきました。ミスも笑いのうち、何でも笑えるし、ハッピーになります。

「笑点」などのお笑い番組、コメディータッチの番組・映画、見た後にすっきりし元気になります。私は博多華丸さんの間合いが大好き。昔、辛子明太子「ふくや」創業者の川原俊夫さんを『歴史的偉人に学ぶ経営学』に書いた縁もあり、華丸さん演じる『めんたいぴりり』も好きでほのぼのとした笑いに包まれます。

以下に笑いの「効用」と「方法」をまとめました。みなさんも笑える機会を増やすように研究してみてください。心地よく元気の出る空間が広がります。

効用

1.人間関係円滑化:人と人の関係を良くする

2.創造性向上・モチベーション向上・気持ち拡張:気分が良くなりモチベーション、創造性が向上する

3.免疫力向上・疲労回復・緊張をほぐす:緊張や疲労をほぐし体の健康も向上する

方法

1.期待を裏切る、ズレをつくる:yahooをヤホーという

2.期待に応える笑い:絶対押すなよ、と言って押される

3.自虐、落とす:妻はセレブで俺セルフ、PCに酒をこぼしキーが連打される

4.安心/緊張をほぐす:いないいない~ばあ、厳しい顔から「なんちゃって」

5.間とタイミングを使う:ピタリ賞は~いま・・・・・・せん

6.比喩:このナン、バスマットぐらい大きい


もう一つ大事なことは、ここは笑っていいんだという雰囲気です。私は「安全空間」と呼んでいます。何を言っても受け入れられる、笑いあえる安全な場です。大きな心、寛容な心、遊び心のある空間があると、より笑いあえ心も人との間も温まると思います。

跡見学園女子大学・佐藤研究室(リーダーシップ・モチベーション論、経営心理学)